大型二輪免許を取ってみた その2|教習内容や卒検など

大型二輪免許を取ったので、教習内容や卒検のコツなどについてお伝えしたいと思います。

相方の やった も大型二輪免許を取りました。

やった は、去年の7月に普通二輪免許を取ったばかりの初心者。

私は、150cm、40kg のリターンライダー。

そんな二人の目線から大型二輪免許の教習はどんな感じだったのかをお伝えしたいと思います。

服装

私が教習所に通ったのは11月下旬から1月中旬の寒いとき。寒い時期にバイクに乗るのだから厚着のほうがいいのだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

跨るのさえ大変な大型バイクを必死で操作してると、軽い運動をしたくらい体が温まります。そして、緊張が加わるせいか、汗をかいたりします。実際、教習が終わったら汗だくだったことが何度かありました。

なので、寒い時期でも教習は薄着がおすすめです。上着は、Tシャツ・トレーナーの上に防風パーカー。下は、ジーンズ。それくらいがちょうどいい感じです。

冬でも汗だくになったりするので、暑い時期に教習所に通おうと思ってる人はタオルと着替えを持っていったほうがいいと思います。

それと、靴についてですが、小柄な女性の場合、足つきをよくするために厚底ブーツで教習を受ける方も多いようですが、厚底はシフトチェンジがしにくいように思うので、ヒールの高いブーツのほうがおすすめです。

やったの意見

普通二輪免許を取ったときは、5月から7月にかけて教習所に通ったのですが、ちょっと失敗だったかなと思ってます。

5月は、暑くもなく寒くもなく、ちょうどよかったのですが、梅雨の6月は雨の中での教習が何回かあり、7月はとても暑く、教習が終わると汗だくでした。

長袖・長ズボンで、さらにプロテクター・ヘルメットの装着はかなり暑いので、夏に通う方はタオルと着替えを持っていったほうがいいです。

バイクに乗るときのコツ

私と同じように小柄な女性の場合、クランクや一本橋などの課題をクリアする以前の問題として、バイクを取り回したり、跨るのが大変だと思います。

でも、コツを掴めばなんとかなります。私が大型二輪の教習で掴んだコツをご紹介しますので参考にしてみてください。

取り回すのが大変なとき

バイクを取り回すのが大変なときは、バイクをできるだけ垂直に保つようにしましょう。

バイクを倒さないようにとの思いから、つい自分の方にバイクを傾けてしまいがちですが、そうするとバイクを支えることで精一杯になってしまうため、バイクを取り回すことまで力が回らなくなってしまいます。

ハンドルが水平になっていることを確認しつつ、バイクに腰を添えるようにすると取り回しがラクになります。

それと、止まっているバイクを動かすときは、最初は足を出さず、バイクにグッと体重をかけ、バイクが動き始めたらあなたも動くようにすると出だしがラクになりますよ。

跨るのが大変なとき

乗るときにハンドルを右に切ると跨るのがラクになります。

バイクはハンドルを切った方向と反対に倒れる性質があるので、ハンドルを右に切っておくと自分のほうにバイクが傾き、跨りやすくなります。

それと、跨るときは上半身をタンクに近づけると足を上げるのがラクになりますよ。

クラッチを握るのが大変なとき

一本橋やクランクなどの課題は半クラを使うことが多いので、握力がない女性の場合、何十分もクラッチを握ったり放したりしてるとクラッチを握るのが辛くなってきます。

私は左手の握力が20kgくらいしかないため、30分くらい教習を受けていると、クラッチを徐々に戻すことができなくなり、エンストしてしまうことが何度もありました。

そんなときの対処法は手を休めるしかありません。

私は、1日に数時間の予約を取るときは、連続しないようにし、手を休め休め教習を受けるようにしました。

低速を保つのが大変なとき

低速を保つのが大変なときは、クラッチを一定に保ち、リアブレーキで速度を調節するようにしましよう。

クラッチを握ったり放したりしていると、一定の速度を保つのが難しくなります。クランクや一本橋では、クラッチを一定に保ち、速度はリアブレーキで調節すると低速に保つのがラクになります。

クラッチを一定に保つのが難しいようであれば、ギヤを1速にし、アクセルを少しずつ戻してアイドリングにし、リアブレーキで速度を調節するのもありです。

左手が解放され、ハンドルやブレーキ操作に集中できるのでとてもラクです。クランクや波状路などで結構使えますよ。

停止するときにふらつくとき

停止でふらつく原因は、リアブレーキがうまく使えていないからです。リアブレーキは、バイクを停める役割だけでなく、バイクを安定させる役割もあります。

停止するときにふらつく場合は、リアブレーキをしっかり踏むようにしてみてください。

私の場合、足つきが悪いので無意識のうちに「いち早く地面に足をついて支えなければ」との思いからリアブレーキをちょんと踏んで止まろうとしてました。なので、停止するときにふらつくことがしょっちゅう。

リアブレーキが使えていないことに気付いたのは、12時間の教習のうち、8時間目。教官に「リアブレーキ全然使えてないよ」と言われて気づきました。

おかしいな?ちょいちょいリアブレーキ踏んでるんだけどなぁと思い、停止した時にグッと踏み込んだら、あのたくさん付いてるライトの一つが点灯したんです。初めて見ました。

それまでは「遊び」の部分しか踏んでいなかったようです。いやぁ恥ずかしい。

そんなこともあり、リアブレーキを使えるようになってからは停止するときにふらつくことが少なくなりました。

課題をクリアするためのコツ

一本橋やクランクなどの課題をクリアするためのコツをご紹介します。

私が感じた難易度の低い順にご紹介していきます。

坂道発進

アクセルをちょっと多目に回して、徐々にクラッチを戻し、バイクが進みたがってるのを感じたらリアブレーキを緩める。

「回転数がいくつになるまでアクセルを回して …」などと考えてしまうと難しくなってしまうので、あまり深く考えないほうがいいです。

どの課題もそうなのですが、あまり深く考えず、何度もやって慣れることが一番の近道なのかなと思います。

S字

S字は、だた通過するだけなので苦手な方は少ないように思います。コツというコツはないような気が …。

急制動

急制動のコツは、早めに加速して時速45kmくらいを保ち、制動開始地点よりも前でアクセルを戻し、制動開始地点に行ったときにはブレーキを掛けられるようにしておくこと。

制動開始地点に行ってからアクセルを戻してブレーキを掛けるのではなく、制動開始地点に行ったときにはブレーキを掛けられるようにしておきましょう。

制度開始地点に行ってからアクセルを戻してブレーキを掛けているとブレーキを掛けるタイミングが遅くなってしまします。

ちなみに、重量が重くなると停止距離は長くなるので、小柄な女性は有利なはずです。

スラローム

スラロームは等間隔の方向転換です。一定のリズムで左、右、左、右とバイクを傾けているうちに通過できてしまいます。

スラロームが苦手な方でも、1つ目2つ目のパイロンは通れますよね。近くを見ず次のパイロンを見て、リズム感を大切にしましょう!

1速だとアクセルを少し回してもグォーンと一気に進んでしまい、曲がりきれなくなってしまうので2速がおすすめです。

波状路

波状路のコツは、ヒジとヒザを柔らかくして衝撃を吸収させること。

私の場合、ステップに立ち上がるとリアブレーキに足が届かずスピードを抑えることができませんでしたが、加速しなければ、規定の5秒以上をクリアできていました。

一本橋

一本橋のコツは、加速を付けて橋に乗り、安定したら速度を緩めること。

橋に乗ってすぐ落ちてしまうのは、速度が足りないから。速度が足りないと、橋に乗ったときの反動でバランスを崩してしまいます。

バイクは速度が出れば出るほど安定する乗り物。橋に乗るときはある程度の速度を付けるようにしましょう。

速度が早いと規定のタイム(10秒以上)に届きませんが、タイムを気にするのは確実に渡れるようになってからにしましょう。

それと、途中で落ちてしまうのは目線が下を向いているから。目線が下を向いてると、どうしてもバランスが取りにくくなります。

ついつい下を見てしまいそうになりますが、グッと目線を上げて一本橋のゴールのちょっと上くらいを見るようにすると安定しますよ。

などと偉そうなことを言ってますが、結局私は卒業までタイムを気にするには至りませんでした …。渡るも八卦渡らぬも八卦、そんな感じでした。

クランク

「渡るも八卦渡らぬも八卦」の一本橋より難しかったのはクランクでした。

クランクは、スラロームと違いハンドルを切って曲がります。最初のコーナーでハンドルを切ると、次のコーナーでハンドルを反対側に切るのが間に合わず、パイロンに接触、転倒を繰り返しました。

そんな私も12時間ある教習の10時間目に覚醒しました!

教官に言われた「もっと攻めの姿勢で!」この一言で世界が変わったかと思うほどクランクができるようになりました。「攻めの姿勢」とはレーサーのように前傾姿勢になることです。

私の場合、背が低いですから腕も短いです。ハンドルを切ろうとすると、腕が伸び切ってしまいます。

でも、攻めの姿勢なら腕を伸ばし切ることなく、ヒジをやや曲げた状態でハンドルを思いきり切ることができます。力もいりません。驚くほどクランクが簡単になります。いやー、もっと早く教えてほしかったわ。

卒検をクリアするためのコツ

卒検の大敵は「緊張」です。緊張せずにいつも通りやれれば卒検なんて簡単なんですが、緊張しちゃうから難しいんですよね。

コースの覚え方

コースを覚えるときは、まず課題の順番を覚えました。そのあと、課題と課題の間の道を覚えていくようにしました。

「坂道発進、踏切、クランク、スラローム、S字、急制動、一本橋、波状路」と課題の順番を覚えて、あとは道を覚えればおしまいです。

卒検でコースをド忘れしてしてしまっても減点にはならないので、忘れてしまったときは落ち着いてバイクを停め「コース忘れちゃいました!」って言えば大丈夫ですよ。

卒検の緊張を和らげる方法

数十年前に受けた普通二輪の卒検は、特に緊張することもなく1回で受かりました。

でも、大型二輪の卒検は、一発で決める!と自分で自分にプレッシャーを掛けてしまっていたため、緊張感が凄かったです。

そんな緊張感のなかの卒検。一本橋で落ちました …。慎重になり過ぎたせいか、後輪も乗り切らないうちに橋から落ちてしまいました。

2回目の卒検は1回目のときよりさらに緊張しました。「また落ちたらどうしよう」「いやいや落ちたら何度でも受ければいいだけ」と煩悶です。

そんな気持ちで挑んだ2回目の卒検。私の前に受けた人が波状路で派手に転倒しました。「やばい!動揺するから見ちゃいけない」と下を向くと、また大きな音がして顔を上げると、なんということでしょう、さっきと反対側にバイクが倒れています。

ここで考えを変えました。私の前の人はその日の受験者7名の中でウェアなどが一番ガチっぽい人。「あんなうまそうな人でも、こんなに見事に転倒するんだから、私なんか2度でも3度でも落ちてもおかしいことはない」とだいぶ気が楽になりました。

そんな気持ちで挑んだのがよかったのか、2回目の卒検で合格。走り始めてすぐ、ウィンカーを出すはずが、誤ってクラクションを鳴らしてしまうというハプニングがありましたが …。

やったの意見

私の場合、大型二輪の卒検は1回で合格しましたが、普通二輪の卒検は2回目で合格でした。普通二輪の卒検は、やるよ と同じく一本橋で落ちました。

それだけでなく、坂道発進で何回もエンストするし、ウィンカーと間違えてクラクション鳴らすし、散々でした。

そんな私が覚醒したのは、補習のとき。一本橋特訓を受けていたとき、女性教官に「なんで落ちそうになるとすぐに諦めるの?諦めんなよ!踏ん張れよ!」と言われグサッときました。

確かに、落ちそうになるとすぐに諦めてたよなーと素直に反省し、落ちそうになっても踏ん張るようにしたら渡れるようになりました。

費用や日数

費用や日数などについては、大型二輪免許を取ってみた その1|費用や日数など を参考にしてみてください。

費用や日数の他に、バイクに乗ったことがなくて、いきなり大型二輪の免許を取りに行くのはどうなのか?ってことなどについてもまとめてあります。

大型二輪免許を取ってみた その1|費用や日数など